Git管理モードは、テスト仕様書を開発コードと同じ GitHub リポジトリで管理するためのプロジェクトの管理方法です。仕様書の変更は、コードと同じブランチ・同じプルリクエスト(PR)でレビューできます。テストの実施と結果の共有は、これまでどおり KATATAN で行います。
| 項目 | DB管理モード | Git管理モード |
|---|---|---|
| テスト仕様書の保存先 | KATATAN | GitHub リポジトリの CSV ファイル |
| 保存 | 自動保存 | 保存 = commit(commit メッセージを入力) |
| 変更のレビュー | KATATAN の変更履歴 | GitHub の PR |
| テストレポートの保存先 | KATATAN | KATATAN(Git には保存しない) |
| 仕様書・テストケースの MCP ツール / CLI コマンド | 利用可能 | 利用不可(リポジトリの CSV を直接編集する) |
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| リポジトリ | GitHub 上の、ファイルの置き場所 |
| ブランチ | リポジトリの中の、作業の流れ(版の系列)。例: main、develop |
| commit | 変更を1つの区切りとして保存すること。Git管理モードでの「保存」 |
| PR(プルリクエスト) | ブランチの変更を、別のブランチに取り込んでもらうための依頼。GitHub でレビューする |
| 保護ブランチ | GitHub で直接の変更が禁止されているブランチ。KATATAN では読み取り専用で開く |
| 作業ブランチ | KATATAN の「編集を開始」で作る、自分用のブランチ。名前は katatan/spec/<ユーザー名>/<名前> |
| KATATAN 形式の CSV | 列が No, Labels, Test Subject, Preconditions, Steps, Expected Result, Notes, Images の CSV。KATATAN の CSV エクスポートと互換 |
| スナップショット | レポートを作った時点の仕様書の内容のコピー。仕様書が後で変わっても、レポートの内容は変わらない |
https://github.com/owner/repo)。管理方法は、プロジェクトを作成した後には変更できません。
プロジェクト設定の「リポジトリ」で、連携するリポジトリの変更や再連携を行えます(プロジェクトOwner・ワークスペースOwnerのみ)。連携先を変更しても、作成済みのテストレポートは残ります。
リポジトリの中身は、操作する人本人の GitHub アカウントの権限 で表示・編集します。そのため、各メンバーが一度「GitHub にログイン」する必要があります。初めてリポジトリを開いたときに「GitHub にログインしてリポジトリを表示」と表示されます。
サイドバーには、プロジェクトのリポジトリ名(GitHub へのリンク)、ブランチの切り替え、ルートのファイルとフォルダが表示されます。その下の「KATATAN のレポート」の見出しにある「テストレポート」から、レポートの一覧を開けます。
ファイルを選ぶと、メインエリアに次のように表示されます。
| ファイル | 表示 |
|---|---|
| フォルダ | 中身の一覧。README.md があれば下に表示 |
| CSV / TSV | 表エディタ(CSV4TEST)で開く |
| Markdown | 整形して表示 |
| 画像(png / jpg / gif / webp / svg) | 画像として表示 |
| テキスト・コード | そのまま表示(1MB を超える場合は先頭の 1MB のみ) |
| その他 | 「このファイルはプレビューできません」と表示し、「ダウンロード」「GitHubで開く」を提示 |
KATATAN で編集できるのは CSV と TSV のみ です(ほかのファイルは閲覧のみ)。
保存ボタン(または Ctrl+S)を押すと、commit メッセージを入力するダイアログが表示され、確定すると1つの commit になります。
<CSV名>.assets/ フォルダに一緒に commit されます。フォルダの画面の「新しいテスト仕様書」で、KATATAN 形式の見出し行だけを持つ CSV を作成できます。
ほかの人が先に同じファイルを commit していた場合は「ほかの人が先に同じファイルを commit しています。」と表示され、内容を確認して保存し直せます。違うファイルへの変更は、自動で積み上がります。
選択中のブランチの最新の内容を取り込んでテストレポートを作成します。リポジトリには何も commit しません。
レポートを作成した後で仕様書が更新されると、「このレポートを作った後に、仕様書が更新されています」と表示され、「GitHub で差分を見る」で変更点を確認できます。
@katatan/cli の 0.2.0 以降で、手元の CSV からテストレポートを作成できます(コマンドの詳細は KATATAN CLI 参照)。
# 手元の CSV からテストレポートを作る
katatan report create --spec ./specs/login.csv --name "回帰テスト 2026-10"
# レポートを CSV に書き出す(書き出すだけで、KATATAN とは同期しない)
katatan report export <レポートID> --out ./report.csvreport create は、CSV の中身と Git の情報(現在の commit・ブランチ・リポジトリ内のパス・未 commit の変更の有無)を送信します。--branch でブランチ名を指定します。<CSV名>.assets/ フォルダの PNG・JPEG を、合計 3MB まで送信します。create_git_report と export_test_report を許可してください。{プロジェクトID}.git.{レポートID} の形式です(画面の「ID をコピー」でこの形式がコピーされます)。spec_storage_git)になります。| 操作 | KATATAN のロール | GitHub の権限 |
|---|---|---|
| リポジトリの閲覧、ブランチの切り替え | プロジェクトの Viewer 以上 | 読み取り |
| CSV の編集・commit、作業ブランチ・PR の作成、新しいテスト仕様書 | プロジェクトの Editor 以上 | 書き込み |
| テストの開始(レポートの作成) | プロジェクトの Editor 以上 | 読み取り |
| レポートの閲覧・結果の入力・共有 | これまでどおり | 不要 |
| 「仕様書が更新されています」の表示 | これまでどおり | 読み取り(ない人には表示されない) |
| リポジトリの連携・変更・再連携 | プロジェクトの Owner、またはワークスペースの Owner | 連携するリポジトリにアクセスできること |
| メッセージ | 原因と対処 |
|---|---|
| 現在はGitHubのリポジトリのみ連携できます。 | GitHub 以外の URL です。GitHub のリポジトリを指定してください |
| リポジトリのURLを入力してください(例: …) | URL の形式が正しくありません |
| リポジトリが見つかりません。URLを確認してください。 | URL が誤っているか、アクセス権がありません |
| KATATAN GitHub App がこのリポジトリに許可されていません。… | GitHub で、App のインストール先にこのリポジトリを追加してください |
| あなたのGitHubアカウントはこのリポジトリにアクセスできないか、… | GitHub でリポジトリへのアクセス権を付与してもらってください |
| ポップアップがブロックされました。… | ブラウザでポップアップを許可してください |
| 連携の有効期限が切れました。もう一度お試しください。 | 連携に10分以上かかりました。最初からやり直してください |
「このリポジトリへのアクセス権がありません(owner/name)」と、連携中の GitHub のログイン名が表示されます。
開いていたブランチが削除されています。「デフォルトブランチ(〜)に切り替える」で戻ってください。
| 項目 | 現状 |
|---|---|
| 対応する Git サービス | GitHub のみ(GitLab などは今後の予定) |
| 管理方法の変更 | プロジェクトの作成後は変更不可。DB管理から Git管理への移行は今後の予定 |
| 編集できるファイル | CSV と TSV のみ(ほかは閲覧のみ) |
| ファイルの大きさ | 1ファイル・1回の commit とも 4MB まで。1つのフォルダのファイル数は 10,000 まで |
| Git LFS | 未対応。LFS で管理しているファイルは表示・編集できない |
| GitHub 側の変更の反映 | 自動では反映しない(開き直す・「再読み込み」で反映) |
| 同じファイルの同時編集 | 先に commit した人が優先。後の人には競合として表示する(行単位の自動マージは今後の予定) |
| レポートの保存先 | KATATAN(Git には保存しない) |
| 取り込める画像 | PNG・JPEG、1枚 5MB まで |
| 1つのレポートのケース数 | 10,000 件まで |